来田幸博さんのの寄稿:
さよなら Lulin 彗星 (C/2007 N3)
2月24日に地球に最接近したLulin彗星(C/2007 N3)は、一般のマスメディアに取り上げられたのでご存知の方も多いかと思いますが、2007年に台湾の鹿林(ルーリン)天文台で撮影された画像の中から中国の19歳のアマチュアが見つけたもので、台湾と中国の「協力の彗星」と呼ばれています。
現在はふたご座方向にあって地球から遠ざかりつつあります。
再び太陽に戻ってくるのは数千年先といわれているので、私たちのとってはまさに一生に一度の出来事です。現在の光度は6等級位で肉眼では見えませんので、観察には双眼鏡か望遠鏡が必要で、今回望遠鏡で撮影を試みました。
画像は上が北、左が東で、東方向に淡くテ−ルの写っているのがお分かりかと思います。テールは太陽方向と反対方向に向かうので、添付したLulinの軌道図を見るとその事が分かると思います。
図中Lulinの軌道が薄い青線色の線は黄道面より上、濃い青色は黄道面の下を示しています
撮影月日:
撮影場所:
望遠鏡:
カメラ:
露出:
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3月20日21時30分頃
浜田 自宅ベランダ
ED114SS 口径114mm屈折望遠鏡
EOS Kiss DX 一眼レフ
焦点距離500mm F4.4
2分x10(総露出時間20分)
ISO800 RAW
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来田幸博
Yukihiro KIDA
ykida@vega.ocn.ne.jp