会員 伊藤辰夫さんからの寄稿:
赤塚植物園の4月の花
赤塚植物園は板橋区赤塚の長閑な丘陵地を活用して作られた約1万平方メートルの区立植物園です。東武東上線成増駅北口からゆっくり歩いて約20分たらずで、周囲は今は住宅街に囲まれていますが、都内であることを忘れさせてくれる静かな憩いの場です。
園内は、本園と万葉・薬用園からなり、本園の方には四季の道、日本庭園、バラ園/花壇、野草の道、針葉樹の森、香りの散歩道などがあり、また万葉・薬用園には、万葉集に詠まれた植物、薬用植物が植えられています。
4月17日、「グリーンフェスタ2010」が開催されており、春を待ち焦がれるように多数の入園者がいらっしゃいました。この日は、前日来の若干の積雪に負けないように、季節の花木は確実に春を精一杯演出しておりました。その中で普段ではなかなか気がつかない珍しい幾種類もの可憐な花に多数出逢いました。そのお陰でスプリング・エフェメラル(Spring ephemeral=春植物)を心行くまで満喫させていただきました。自然と花木に感謝申し上げます。