パソコンの快適化 --- D ドライブの活用---

最近発売されているパソコンは、大容量の内臓HDD (ハード・ディスク)を搭載したものが極めて多くなってきた。同時に、itsu,NEC,Sonyなどの製品では、このHDDをC-ドライブ、とD-ドライブと2-分割して、各種ソフトウェアを収容するようになってきました。ここでは、D-ドライブを有効活用する方法につ いて簡単に紹介します。
まず、C-ドライブとD-ドライブとに振り分け収容することのメリットには、次のようことが言えます。
1.パソコンの動作が遅くなった、起動しないなどのトラブルやウィルスに感染した、何らかの原因で動作がおかしい等に遭遇した場合、基本プログラム(Windows OS)を再インストールしなければならない(通常は、C-ドライブにインストールされている)事態に遭遇しても、作成した重要な文書やデータ・ファイルなど消えては困る大切なデータをD-ドライブ内に収容しておけば安心です。
2.アドレス帳、メール・アカウント、ダイアルアップ設定、お気に入り、IMEのユーザー辞書、MIcrosoftOfficeソフト  ウェアの設定などのバックアップをD-ドライブ内に収容しておく。
a)[マイドキュメント]フォルダの保存先をフォルダに変更する。エクスプローラでC-ドライブを開く。右側の[My Documents]を右ボタンで押しながらドラグ、左側のD-ドライブへドロップ。メニューでは、[ここに移動]を 選ぶこと。これで[My Documents] フォルダがそっくりD-ドライブへ移る。
b)[アドレス帳]は、「ユーザー名.wab」ファイルをコピー、但し、MSOutlookと共有している場合は、「ユーザー名.wab」ファイルはバックアップできない。
c)[お気に入り]は、「Favorites」フォルダを丸ごとコピーする。
d)[Outlook Express(OE)のメール]は、「Outlook Express(OE)」フォルダを丸ごとコピーする。OEを起動し、 [ツール]メニューで[オプション]を選択、表示された画面の[メンテナンス]タブを選 択し、中ほどにある[保存 フォルダ]ボタンをクリック。[保存場所]画面上で、[C\WINDOWS\ Application Data\Identities\......」と 表示されたものが現在のファイル名と保存場所である。左下の[変更]ボタンを選択、[保存場所]画面で、 中ほどの該当フォルダ部分を右クリック、表示されたメニューから [コピー] を押選ぶ。いったんデスクトップ 画面に戻り、[マイコンピュータ]アイコンをダブルクリックして開く。開いた画面の[アドレス]欄上にマウス ポインタを移動して右クリックし、表示されたメニューから[貼り付け]を選ぶ。
e)[IMEのユーザー辞書]は、「imejpuser.dic」(IME 2000の場合)ファイルをコピーする。
f)[書類ファイル]は、「My Documents」フォルダを丸ごとコピーする。C-ドライブの「My Documents」を右ボタンを押したままドラグし、「ここに移動」を選択した後、D-ドライブへドロップする。
g)[デスクトップ上のファイル]は、「デスクトップ」フォルダを丸ごとコピーする。
3.市販ソフトウェアを使用すれば、C-ドライブを丸ごとD-ドライブに保存することも可能です。
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