会員 佐藤敏雄さんからの寄稿:
クロッカス
今年もまた紫色の春の使者がやってきました。クロッカス。その存在さえ忘れてしまっているのに、2月ともなると細い緑の葉がツンツンと伸び始め、やがて小さな蕾が見えてきます。蕾が出てからの伸びは実に速く、三寒四温のこの季節、一日に2cmくらいも伸び、あっという間に開花します。朝、太陽が顔を出すと開き、陽が翳るとたちまち閉じてしまうシャイな花です。 開いた花もいいのですが、蕾の深い紫色が何とも言えぬ風情があります。それがみんな上を向いて、あなたを待っていますと言ってるような .... 。