那須便り 3

平成16年8月 石川 恭久

今年の夏は猛暑という触れ込みだったので出来るだけ那須の滞在を長くしようと目論んだ結果、いろいろと不義理を覚悟の上で8月3日から28日までの長期滞在となった。その間、テレビのニュースで報じられる東京の炎熱地獄を尻目に平均20度C前後の快適な環境で、じっくりとオリンピック実況を楽しむことが出来た。とは云ってもお天気の方は、日本海付近に居座る前線のお裾分けに預かって、カラリとした夏空にお目に掛かる機会は少なかった。
たまたまある日、仕事で南極基地で越冬したKDD OBのSさんが、矢張り昔の仕事仲間の I さんと一緒に山荘を訪れてくれた。その時のお土産はなんと「南極の氷」であった。何万年も氷の中に閉じこめられているという、昔の雰囲気の小さな泡がはじけるピチピチという微かな音を聴きながら頂く水割りは、また最高の癒しだった。一方、この所日本においては気象のみならず自然現象全般が、何か好ましくない方向に動いているような気がしてならない。南極圏のオゾンホールの拡大の所為にする説やらいろいろと喧しい意見が聞かれるが、人間どもの諸悪行の結果としての人類滅亡へのサインではないことを願って過ごした夏休みであった。

k-unet の8月の世話人会を那須の拙宅で開催した。そのとき出た意見として、いつも繰り返される事ながら、いかにして会員諸兄姉の k-unet に対する連帯意識を高めるかと言うことであった。k-unet のホームページのアクセス数は順調に伸びてはいるものの、会員諸兄姉の積極的な意見表示が余り見られないのが世話人どもとしての悩みの種の一つである。どうか「お茶のみに寄ったよ」と云った軽い気持ちでホームページへのコントリビューションをお願いしたい。またパソコンをお持ちでなくても、携帯電話のメールアドレスで登録して下ることも大歓迎である。

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