陽射しの記憶
会員 大谷恭子さん からの寄稿

陽射しの記憶

原画:油彩 F20号

高校の英語の時間に習い、なぜか現在も はっきり記憶している
William Alingham の A Memory (追憶) という詩があります。

Four ducks on a pond,
A grass bank beyond,
A blue sky of spring,
White clouds on the wing;
What a little thing
To remember for years --
To remember with tears.
池の面には 四羽のあひる
彼方には 緑の岸辺
春の青空に漂う
白い雲
こんなに些細なことなのに
なぜ何時までも忘れないのか
どうして涙して想い出すのか

この絵も、心のどこかでこの詩に影響されて描いたような気がしています。
よく似た景色は、デュッセルドルフにありますが。

前のページに戻る